からだの情報をまとめておけば安心。親とのコミュニケーションが広がるノート(コクヨ株式会社 ステーショナリー事業本部)
親の健康診断の結果の通知がテーブルの上に置いてあるのに気づいた「オヤノコト」編集部スタッフ。確か去年は要注意の数値があったはず。結果が気になるけれど、勝手に見るわけにもいかないし…そんな経験をしたことのある子世代も多いのでは?
そんな悩みを解決できるノートがあると聞いて、編集部ではコクヨの「からだを大事にするノート」についてお話を伺ってきました。
社内外のたくさんの人にヒアリングを重ね、改良を加えた一品
同社の「ライフイベントサポートシリーズ」は、文具の老舗メーカー・コクヨならではのノートシリーズです。2009年に発売され、終活ブームの盛り上げ役となった「遺言書キット」を皮切りに、もしもの時に備え自分の大切な情報を一冊にまとめられる「もしもの時に役立つノート」、日々のおつきあいで必要なことをまとめて記録できる「人とのおつきあいを大事にするノート」が登場。そしてシリーズ第4弾としてこの3月に発売されたのが、自分と家族のからだに関する情報をまとめられる「からだを大事にするノート」です。
ECM部の伊藤裕美さんによれば「いずれも自分の人生について考え、『書き記す』ことで形にして整理し、『はじめの一歩』を踏み出すためのサポートをするシリーズです」とのこと。確かにどれも「いつかはまとめておかなくては」と思いながら、まとめて管理できていない情報ばかり。ひとつに集約できるノートがあれば、親も子も安心ですよね。
ところで、「からだを大事にするノート」の記入項目は、「からだ5年記録一覧」「検査・健診・通院の記録」「病院リスト」「お薬メモ」「病気とケガの記録」などの14項目。「からだ」がテーマなので幅広い世代で活用できますが、親はもちろん、親のからだについての情報をなかなか把握できない子世代にとっても、痒いところに手が届くような項目が並んでいます。「社内外のたくさんの人にヒアリングを重ね、改良を加えながら完成しました」という伊藤さんの言葉に思わず納得した次第。
親子で情報を過不足なくまとめることができるのは便利ですね。
長期保存も可能。経年でからだの情報を管理できる
さて、編集部が特に注目したのは、「からだ親族表」。祖父母やおじ・おばから子どもまで4世代にわたって、体質や既往歴が書き込めるようになっています。「お父さんには早逝したお兄さんがいたんだ」「お母さん方は血圧が高い人が多いので注意が必要ね」など、親とコミュニケーションをとるきっかけにもなりそうです。「からだ5年記録一覧」は、最長10年分の情報を記録できます。健康診断の結果など、1年前の情報でさえどこにあるかわからなくなっている人にはありがたい機能です。実際にこのノートを使った人からも「健康診断の記録を探すのに、これまでカレンダーをさかのぼっていましたが、このノートですぐにわかるようになりました」という声が届いているそうです。
「長く使っていただけるよう、ノートの中紙には長期保存に適した「コクヨ帳簿紙」を使っています」。と胸を張る伊藤さん。なめらかな紙質で、書き心地もよさそう。帳簿紙を使うところなど、まさに文具メーカーの本領発揮といったところでしょうか。「書き記していただくことが、文具、特にノートのメーカーであるコクヨの原点ですから」と頼もしい言葉が返ってきました。
取材してみて、このシリーズはどれも、親が元気なうちに活用したいノートだと思いました。
親だけでなく、親戚が集まる機会にプレゼントしてもいいですね。このノートで、「家族の情報管理の大切さ」に気づいてもらうだけでも十分だと思っています」とは伊藤さん。
完璧に記入しようと気負わず、検査結果を挟んでおくなど、気楽に始めてみては?
まず私たちが使ってみて、それから親に勧めるのがいいですね。
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