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見て・聞いて・体験! 「オヤノコト」編集部と行く「有料老人ホーム バス見学会」レポート

2017-08-22
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「有料老人ホームってどんなところ?」「見学したいけど一人だと行きにくい」「初めてなので、どこを見たらいいのかわからない」・・・そんなお声から生まれたバス見学会。「オヤノコト.マガジン23号」で取材した、介護付有料老人ホーム『浦安エデンの園』(自立型)と『舞浜倶楽部』(介護型)を、30 代~ 70 代の読者の皆さんと見学してきました。

毎日のことだから、日常生活の使い勝手をチェック

当日は「新浦安」駅で集合し、まずはバスで『浦安エデンの園』へ。
ここは、元気なうちから入居する入居時自立型の老人ホームです。建物に入ると、体操に参加したり、ラウンジで談笑している入居者の方と行き交いました。パンフレットではわからない、自立型ホームの活動的な雰囲気を肌で感じました。

さっそく入居相談員の田代美和子さんと居室の見学。
「生活」を中心とした説明に、「オヤノコト」世代の女性が洗濯機置き場やキッチン、収納などの使い勝手を入念にチェック。お茶室・麻雀ルームなどの共有スペースでは、サークルの種類や費用のことなど、具体的な質問も多数出ていました。

お母様と参加した「オヤノコト」世代の女性は「母も私もまだ自分ごととしてとらえきれていない部分がありましたが、元気なうちに客観的にホームを見ておくことは大切だと思いました」と語ってくれました。
「60代と70代とでは体力も意欲も変わってきます。充実した生活のために自立型は早いうちからの入居がオススメです」(田代さん)。
 

▲浦安エデンの園

▲見学では、パンフレットでわからない「雰囲気」を感じることができる

介護が必要になったときのケアは?

次の『舞浜倶楽部』 は介護型ということもあり、認知症ケアやユニットケア(※)に興味を示す参加者が目立ちました。また居室のトイレに併設されたシャワーやL字型の引き戸について、施設長の平塚美紀さんから「毎日のことなので、トイレの動線は重視しています」という話に、皆大きくうなずいていました。

特に認知症ケアに力を入れている『舞浜倶楽部』ならではの「ブンネ・メソッド」や「タクティールケア」は、百聞は一見にしかず。スウェーデン方式のケアをじかに見たかったと言う田中さんは、お母様を介護中。「理念がしっかりしているので、職員の方の説明がストンと入ってきました」と納得の表情でした。

今回は、初めてのホーム見学の方が多くいらっしゃいましたが、パンフレットではわからないことがたくさんあるので、実際に見学することは有意義だったと感想をいただきました。終の棲家となるホーム。次回は、皆さんもご参加ください。

※ユニットケア・・・ 10 人前後のグループに分けて1ユニット(生活単位)とし、少人数の家庭的な雰囲気の中で生活しながら個別ケアを行うこと

▲舞浜倶楽部

▲居室は毎日のことなので動線含めてチェック

▲認知症ケアのひとつ「ブンネ・メソッド」(舞浜倶楽部)

▲「タクティールケア」(舞浜倶楽部)

▲昼食は「舞浜倶楽部」にていただきました。献立は「御菜盛り合わせ、スープ蒸し、冷やし蕎麦、胡麻ダレ薬味、俵飯」。器や味付けにもこだわっています

参加された「オヤノコト」世代のコメント

「ホームは人」と言われたので、スタッフに介護の仕事を選んだ理由を聞いてみました。介護への思いを知り、働いている姿を自分の目で見ることができて、得るものがたくさんありました。(矢吹博志さん)

女性目線で見てしまうので、父親世代の参加者のお話を聞いて男性が気になるポイントがわかってよかったです。「こういう選択肢もあるよ」と父に生の情報を伝えたいです。(今野良子さん)

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