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親にやさしい家電選び。その家電は本当に使いやすいものですか?

2017-08-10
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私たちの生活に欠かせない存在の家電製品。
しかし、最新の家電は機能が進化し、予約設定など、ちょっと複雑な操作を必要とするものも少なくありません。まさに、便利な機能が、複雑な機能となり、「使いにくい」「面倒くさい」となってしまうことも多々ありますよね。

編集部で行った「お使いの家電品に関するアンケート」(2011年)では、親世代が高齢になればなるほど、家電品を購入する際に「親子で買いに行く」と回答する人が増えています。親が80代以上だと、7割が該当します。つまり、70歳を過ぎた頃から、家電品の買い替えについて「子どもに相談する」傾向が強くなるのです。言われてみれば、「なるほどね」と思うのですが、親世代の使う家電品の選択権を子世代がもつことを考えれば、「ご本人にとって、より良い品、ほんとうに使いやすい品とは何か」を知っておくことは重要です。先日もオヤノコト読者から「母親が使う冷蔵庫の買い替えに付き合い、最新型の比較的高価なモデルを買おうとしたら、『高い所や、奥には手が届かないので・・・』と別の製品を選択され、ハッとした」というコメントをいただきました。
そこで今回は、親に勧めたい最新家電について、ご一緒に考えていきたいと思います。
 

親世代は、意外と家電のことで困っている!?

「オヤノコト」世代に、「ご両親と家電製品について話をすることはありますか?」というアンケートをお願いしたところ、

◎テレビなどで話題になる商品があると、その評判について聞いてくる(母親/60代)
◎買い替える時にオススメ商品(使いやすいか、値段など)がないか聞かれる(母親/50代)
◎新しい家電製品は使いにくいと思っているので、便利さを教えてあげます(父親/60代)
◎機能が複雑でわかりにくいと、使い方の相談を受けることがある(父親/80代前半)
◎古くなった家電製品を買い替えるかどうかの相談を受けます(父親/70代後半)
などのコメントをお寄せいただきました。

こうしたコメントからは、親世代が買い替えや商品の選び方、そして購入後の使い方についてなど、家電製品に対するさまざまな疑問を子世代に投げかけていることがわかります。
今使っている家電が古くなったり、故障してしまった時、以前なら自分で修理を依頼したり、新たな商品を選択・購入していたご両親が、高齢になるにつれ、修理手配を面倒に感じたり、どんな製品を選んでいいのかわからず、そのまま購入をあきらめてしまっている――なんてケースもよく耳にします。

さらに、親世代が、「何か使いづらいな」とか「電気代もったいなから・・・」と家電品を使うのをためらったりすることで、意外に生活上で不便を感じたり、熱中症のリスクがあるにもかかわらずエアコンを付けなかったりしていることも多いようです。まさに、私たち子世代が、普段から親としっかりとコミュニケーションし、気遣いすることで、親の生活を快適にしたり、リスクヘッジをすることができるということです。
是非、今日からさりげなく、「何か困っていない?」「壊れていない?」と聞いてみてはいかがでしょう?

「オヤノコト」世代の約8割が、親世代の健康管理に不安を感じています!

編集部で行った「親の老いに対する子の意識調査」アンケートによると、「オヤノコト」世代の約8割が親世代の健康や安全に不安を感じているという結果が出ています。しかし、必要性を感じながらも、対策をとっているのは6人に1人。とらない理由の約6割が「今すぐに対策をとる必要はない」とも。不安があり、対策が必要と思っているが、具体的な行動をしていない現状が浮き彫りになりました。

親世代にこそ、スマートフォン!?

「通信利用動向調査」(総務省・平成23年)によれば、スマートフォンの所有率が60%を超えるにも関わらず、60代以上では数%しかないことをご存知でしょうか。
ちなみに携帯電話は60歳以上の80%にまで普及していることを考えれば、スマートフォンは親世代には、まだまだ浸透していないことがわかります。
では、親世代は本当にスマートフォンに興味がないのでしょうか? そんなことはありません。
「オヤノコト」編集部スタッフ同士や「オヤノコ卜」読者のみなさんとお話していると、「タブレット端末を実家に持っていったら、そのまま取られてしまった」なんて話をよく耳にします。実はスマートフォンやタブレット端末に興味津々の親世代って意外に多いように思います。

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