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「お互いの生活を大切に」3世代のための快適な住まいのつくり方

三井ホーム株式会社

2017-08-01
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離れて暮らす親のことが気になる子世代。しかし、働いていたり、子育てに忙しかったりすると、そう頻繁に様子を見にはいけないもの。孫の顔も見せたいし、ときには面倒もみてほしい。だったら2世帯で暮らすのもいいかもしれないと考えている子世代も多いのではないでしょうか。そこで隣居をはじめ、2世帯の住まい方を提案してきた三井ホームにお話を伺ってきました。

トータル空調システムで熱中症やヒートショックを防ぐ

▲2世帯・3世帯だと、1階に親世代、2階に子ども世代という考えが多い。トロワは、天井が高く開放的な2階・3階を親世代にオススメすることも

今回「オヤノコト」編集部が訪ねたのは、青山にある3階建てのモデルハウス「ツインファミリーiii(トロワ)」。親、子、孫の3世代が一緒に、快適に暮らすことを提案する住まいです。3階建てと聞いて編集部が真っ先に気になったのが、「最上階は暑いんじゃない?」「それぞれの世帯を行き来できるのはいいけれど、室内の温度差が大きくなるのでは?」ということ。3世代が快適に暮らすためには、まず住宅の基本性能を知りたい! というわけで、どうですか? 髙見さん。
「おっしゃるとおり、一般的な天井断熱だと小屋裏(※注)に熱がこもりやすかったのですが、屋根に断熱効果のあるパネルを採用し、屋根で日射熱をやわらげるので、最上階でも暑くなりにくくなっています。また、24時間トータル空調システムを取り入れているので、家全体を一定の温度と湿度に保つことができます」と髙見さん(写真右)。冷暖房だけでなく、除湿、加湿、換気、空気清浄、脱臭機能もあるとのこと。冬場のヒートショック、夏場の熱中症も予防でき、親世代には特に安心ですね。心配なのはコストですが、断熱・気密性に優れた工法なので、空調効果が高いうえ、就寝時や不在時など生活パターンに合わせて温度設定をコントロールし消費電力を抑えているそうです。

また、編集部は床材にも注目しました。「親世代だからと落ち着いた色にするのではなく、木の素材感を活かした明るいトーンにして、あえて光を感じられるようにしています」。ワックスも不要。メンテナンスが楽なのは親世代にも子世代にもうれしいですね。
※注:屋根と天井との間の空間

▲食事をつくる、食べる、くつろぐ。 親世代だけの毎日はお互いが見える場所にいるのが安心のひとつに

それぞれの暮らしを大切にしながら、必要なときにはつながれる

「二世帯住宅は、親世代と子世代、それぞれの距離感を大切にしています」と髙見さんが言うように、「トロワ」のコンセプトは、3世代それぞれの暮らしを大切にしつつ、必要なときにはつながれる「シェア&コネクティング」。
「どこを分け、共有するのか、10家族があれば10通りの形があります」と髙見さんは言います。玄関を共有していても、シューズクロークは別にしたり、お風呂を共有していても、洗面所は分けたりと、細かく配慮した提案をしているそうです。ほかにも、子世代が共働きなので親に孫の迎えや帰宅後の面倒を見てほしいという場合には、双方の住居部分からつながる「コネクティングルーム」を作ることで、互いに気を遣うことなく遊ばせることができます。子世代が留守の間、洗濯物を取り込んであげたいけれど、勝手に子世代の住居部分に入りにくいという場合には、「コネクティングバルコニー」を設けて、双方のスペースから洗濯物を取り入れられるようにできます。 髙見さんによれば、「自分たちの生活も大切にしたい」と考える親世代が多いそうです。「シェア&コネクティング」は、そんな親世代の気持ちにもこたえているのですね。「毎朝、孫の『行ってきます』という声で、おじいちゃんが元気になりました」といううれしい声も届いているとか。「どこでつながるのか、まずは親世代、子世代の生活スケジュールを把握することから始めます」という言葉に、プロの技を見た気がしました。

家族の形は変化します。子どもたちは成長し、親も若いころのようにはアクティブな生活ができなくなる日が来ます。そういった将来を見据えた、緻密な配慮もあちこちに見られました。子ども部屋にあった可動式戸は、親夫婦の寝室を完全に離すことなく、気配が感じられる程度に仕切るのにも使えそうです。親世帯の水廻りは、ウォークインクローゼットを経由して寝室とつながっていて、親の生活動線がよく考えてられています。さらに子世代が転勤になっても、子世帯の住居部分を賃貸にすることも可能。あらゆるケースを想定した「トロワ」は、三井ホームのノウハウの詰まった二世帯住宅と言えるでしょう。  

▲「親世代と子世代が気軽に集まれる場所に」がコンセプトの『シェア&コネクティング』。一緒の趣味を楽しむこともでます

▲写真は子ども部屋。ベッドの間の仕切りを広げれば別々の空間に。お互いの生活ペースを考えると、親世代の寝室にも利用できそうです(編集部)

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