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「保険見直しのススメvol.1」備えは万全ですか? 親と自分が後悔しないために

2017-08-09
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▲「保障が受けられない」「給付金がほとんど出ない」といったことも。保障内容は確認しておくことが大切です

いざという時に頼りにしたい医療保険、「加入しているから大丈夫」と思っていませんか?
ところが今、「若い時から保険料を払い続けていたのに、ほとんど保障してもらえない…」なんて親世代・「オヤノコト」世代が増えているのだとか。そんな保険の"落とし穴"について、「オヤノコト」パートナー相談員でファイナンシャルプランナーの藤井亜也さんに伺いました。

こういう方は、今すぐ保険の見直しを!
□ 10 年以上保険を見直していない
□ 自分や親が加入している保険の保障内容を把握していない
□ 毎月の保険料の支払いがキツイ


 

「入っていれば安心」と思っていませんか?

日々、独立系のファイナンシャルプランナーとして中立的な立場から、マネープラン・ライフプランなどについてのご相談を受けている藤井さん。そんな中、最近は、「かなり前に入ったままのこの保険、大丈夫でしょうか?」と、不安そうに相談に来られるご年配の方が増えているのだそうです。
「実は今、何十年も加入していた保険にも関わらず、いざ使おうと思ったら入院給付金がほとんど出なかったとか、保障対象外だったというケースが多く、お友だちやご家族のそうした事例を見て、慌てて見直しを考える方が多いんです」と藤井さん。かつて、医療保険は通院よりも入院の保障が手厚いタイプのものが主流だったため、藤井さんいわく「入院日数の短期化が進む、今の医療の現状に適合していない」うえ、中には入院5日目から保障というタイプもあり、「実質、今の医療制度の元では、ほとんど保障が受けられない保険も少なくない」といいます。一般的に保険の見直しを行うタイミングとして考えられるのは、就職や結婚、出産といったいわゆる人生のターニングポイント。親世代で考えると「見直しのタイミング」から実に40年近くが経過している計算になります。ご実家や自宅に眠っている古い保険証券がある――という方は、今すぐその保障内容を確認してみましょう!
 

実例から学ぶ、保険の"落とし穴" CASE1

▲これなら安心・・・と何年も加入していたのに、いざとなったら思った以上に「使えない!」

若い頃、「これならきっと大丈夫!」とブランドで決めた医療保険。見直してみたら、今の医療の現状に合っておらず、入院、通院給付額ともに設定金額が低すぎるうえに、支払い対象外となる項目も多く、いざという時に全く役に立たなそう…。

ブランドやイメージだけで選んでいませんか?
保障内容をよく確認しないまま、ブランドやイメージだけで選んでいる方もいらっしゃいますが、それは絶対にNG! やはり保障が充実しているかどうかはきちんと確認しておきたいもの。ブランドやイメージで保険を選んだという方は、一度保障内容を見直してみましょう。

いざという時に後悔する人、続出中!

実際、「今のままで、大丈夫?」と訪れた方が加入されていた保険の大部分は、「残念ながら、これまで支払っていた保険料に見合った保障が得られるものではなかった」のだとか。長期の入院を想定した保障内容、通院の保障が一切ついていない、高額な治療費がかかる「先進医療」に対応していないなど、その多くは「年月を経て変化していく社会情勢や医療の現状に合っていないことが大きな原因」だといいます。今のままではマズイ! と気づいて、慌てて新たな保険に加入しようと思っても、年齢を重ねてからでは持病がある、保険料の負担が厳しいなどの理由から、加入できない・断念せざるを得ないといったケースも少なくありません。親世代はもちろん、私たち「オヤノコト」世代も『加入したままの保険』がある場合は、早めの確認・見直しが必要だと言えますね。
 

実例から学ぶ、保険の"落とし穴" CASE2

▲大腿骨骨折で20 日間入院。支払われた保険料はたった30,000 円! 40年間も保険料を支払っていたのに・・・

20日間の入院給付金を受けようと、母が30 代の時から加入しているという保険会社に請求したところ、支払われた給付金はたったの30,000円。40 年近く毎月保険料を払い続けていたのに、なぜこんなに保障してもらえないの?

日額設定の低さと、ある「条件」がネックに!
医療保険は「その当時」の医療費に合わせて入院給付金を設定しているので、かつては日額3,000円という商品も多く存在。また、「入院○日目を超えてから支給」などの条件があるものも多く、想像以上に給付額が少ないとお嘆きの方が多いのです。

実例から学ぶ、保険の"落とし穴" CASE3

▲夫の会社で加入していた保険。まさか「定年まで」の保障だったなんて・・・今さら新しい保険になんて入れない!

夫が勤める会社で、保険料も安く、保障もしっかりとした保険に加入してくれていたので安心していたら、定年を迎え「保険が満期に… 」とのお知らせが。継続加入もできますが、月々の保険料が3 倍になると知り、迷っています。

団体保険の「保障期間」を確認しましょう!

企業が従業員の福利厚生の一環として提供している「団体保険」の多くは、保障期間を「定年まで」と定めているものが大多数。定年後、継続できる場合もありますが、保険料や加入条件は定年時の年齢に沿ったものとなり、一気に負担が大きくなります。

こんな「しまった!」をなくすために

「若い時からずっと保険に入っているから…」と安心している方もいらっしゃいますが、実はそうした安心から保険を"放置" するのが最も危険なこと! 社会背景や医療体制は常に変わっています。まずは、自分の加入している保険内容を把握し、定期的に見直すことが大切なのです

「オヤノコト」保険の見直し相談会のお知らせ

私が加入している保険には、どのような保障がついてるの?
もしもの時は、この保険で家族は大丈夫?
皆さま、ご加入の保険について、その保障内容をご存じない方がほとんど。
保険の見直し相談会では、現在ご加入の保険がどのような保障のものなのか、分かりやすくご説明します。また、ご家族の保険証券などもご確認いただけるよう、証券のチェックポイントをお伝えします。
加入したまま一度も見直していない方、気になりつつそのままの方・・・まずは一度、現在の保障内容をチェックしてみませんか?

●日  時/9月27日 水曜日 15時~17時 ※要事前予約 (終了しました)
●場 所/「オヤノコト.ステーション」(新宿区市谷田町2-6-4 エアマンズビル市ヶ谷1階)
●参加費/無料
●相談員/「オヤノコト」パートナー相談員 藤井亜也氏(株式会社COCO PLAN 代表取締役)
                「オヤノコト」パートナー相談員 髙井 豪氏(タカイ インターナショナル 代表)
●持参物/保険証券のコピーをお持ちください。

●詳細・お申込みはコチラ

お話してくださったのは
「オヤノコト」パートナー相談員 藤井亜也 さん
独立系ファイナンシャルプランナー(AFP)として、マネープラン・ライフプランなどについて中立的な立場からのアドバイスを行う(株式会社COCO PLAN 代表取締役社長) 。

 

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イラストレーター:よしだみぼ
雑誌、書籍、ポスターやパンフレット、商品パッケージなど幅広い分野でイラストを制作。 「オヤノコト」世代ではあるが、高齢出産だったため、今は思春期真っ盛りの「ムスコノコト」で、てんやわんやの毎日を過ごしている。 湘南の海から歩いてすぐの団地在住。「いい所にお住まいですね」と言われるが、海が近すぎるので油断すると畳にカビが生えてしまう。 自分にもカビが生えないよう、気をつけなければと思う今日この頃。

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