高齢の親の運転を考える
- 安全な運転を応援
- サービスを活用して暮らしをより便利・快適に
- 【買い物】近くに店舗が無い。品物を持ち帰るのも大変。
- 【旅行】親世代にやさしいツアーを探してみよう!
- 【食事】毎日、手作りの食事を 用意してあげたいけど。
- 【移動】電動アシスト自転車とサポートタクシーが「頼れる足」
安全な運転を応援
事故を未然に防ぐために~「オヤノコト」世代はどうする!?~
高齢ドライバーを支援する、先進安全技術の数々
親子が本音で話し合い、早目の安全対策を講じることが大切!
高齢になれば、誰でも運転能力は低下します。「親の運転はちょっと危ないな」と家族が感じるようなら、本人に自覚を促すとともに、本人と家族が本音で話し合い、早目に安全対策を講じるようにしましょう。
免許証の自主返納を求める風潮がありますが、選択肢は一つではありません。「夜や雨の日は運転しない」「一人では運転しない」「高速道路は走らない」など、できるだけ危険な運転状況を避けるために、家族のルールを設けるのは、一つのアイデアでしょう。また、事故のリスクを避けるには、安全運転をサポートする車への乗り替えという方法もあります。
先進安全機能を満載したセーフティ・サポートカー
近年は、自動ブレーキなどの標準装備車が各メーカーから販売されています。こうした車は、セーフティ・サポートカー(サポカー)と呼ばれ、交通事故の発生防止・被害軽減対策として、国が普及を促進しています。自治体によっては、購入に補助金が出る場合があります。
ホンダの場合は、安心・快適な運転や事故回避をサポートする自社開発の安全運転支援システム「ホンダセンシング」を装備。先進のブレーキシステムによって、前方車両との衝突を回避・低減する機能や前方に障害物がある状況でアクセルペダルを踏み込んだ場合に急発進防止を支援する機能などを装備しています。
離れていても、親の運転を家族で見守ることができる安心感
運転中に突然、体調が悪化……、というケースも多いと言われています。一人で運転することが多いシニアドライバーなら、無事に帰宅するまでご家族の心配は尽きません。日々の運転状況や現在位置、走行ルートがスマホやバソコンでいつでも確認できる、そんな運転見守りサービスがあれば安心ですね。
オリックス自動車が提供するエバードライブは、専用デバイスを車に取り付けるだけ。親の運転状況を数値化・見える化することで、ご家族で運転を見守ることができます。
また、あらゆるモノがネットにつながるIoT技術も、シニアの安全運転をサポートする技術として期待されています。例えば、オートバックスセブンの「WEAR+i(ウェア アイ)」は、IoT機器を車に取り付けることで、外出時の位置情報や移動情報、急ブレーキなど運転や傾向の変化をご家族のスマホに提供。事故が発生した場合の緊急通知機能も備えています。
サービスを活用して
暮らしをより便利・快適に
免許返納後、親世代はいろいろ不便を感じるはず。
でも、「オヤノコト」世代によるサポートにも限界が。
買い物、病院への通院、銀行や郵便局、自治体での手続きなど、親世代にも外出する予定はたくさんありますが、足腰が衰えたり、重い荷物が負担になったりで、一人での外出が難しくなるケースも。ましてや、運転を控えたり、免許証を返納すれば、不便さは想像以上でしょう。しかし、私たち「オヤノコト」世代も、仕事や用事で付き添いができないことも多いものです。そんなとき、利用すると便利なのが、ここにご紹介するサービスや商品です。
【買い物】近くに店舗が無い。
品物を持ち帰るのも大変。
買い物では、スーパーやコンビニによる食材や日用品の配達サービス、ネットスーパーの活用が考えられます。玄関先まで届けてくれる場合が多いので、親を見守る役割も期待できます。ネットスーパーの場合、子どもが代わりに注文することもでき、パソコンやスマホが苦手な親世代でも安心です。さらに、家事全般にわたっては、左にご紹介する、こんな代行サービスにも注目です。
【旅行】親世代にやさしいツアーを探してみよう!
重い荷物を持っての移動や駅での乗り換えなどの大変さが少ないのが、マイカーでの旅行のメリット。自分のペースでプランが組める自由さも魅力です。しかし、運転をやめた親世代の中には、足腰が弱くなったから、体力に自信がないから、トイレが心配などの理由で旅行を諦めてしまう方も多いのではないでしょうか。そこで、車での移動でなくても快適な旅行が楽しめる、親世代に配慮したゆとりの旅行プランはいかがですか。
【食事】毎日、手作りの食事を用意してあげたいけど。
「離れて暮らす高齢の親が、きちんと食事ができているか心配」「昼間は仕事で親の食事を作ることができない」など、親の食事にまつわる子どもの悩みは、尽きないようです。親の食事は用意したいと思いつつ、おいしさだけでなく、栄養のバランスや噛みやすさなども考えながら、毎日の献立を考えるのは至難のワザ。そこで、食事宅配サービスを時々は活用しながらというスタイルなら、「オヤノコト」世代の負担も軽くなりますよ。
【移動】電動アシスト自転車とサポートタクシーが「頼れる足」
自動車の運転をやめた途端に、外出がおっくうになってしまうのでは困りますよね。通院や買い物にドライバーが同行してくれるサポートタクシーの利用も考えられますし、日常的な足としては、自転車も選択肢の一つです。こぐ力が弱くなった親世代も、電動アシスト自転車なら発進がスムーズなので、ふらついたり転倒しにくくなります。購入する際、必ず心がけてほしいのは、実際に自転車に乗ってみること。乗り降りのしやすさ、バランスの取りやすさなどを体感することが大切です。
掲載の記事・調査データ・写真・イラストなどすべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信などを禁じます。転載・引用に関する規約はこちら>>