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親と子、それぞれがお互いのライフスタイルを尊重しながら、家族の気配を感じるリフォームで、「想い」をカタチに・・・

三井不動産リフォーム株式会社

2017-07-31
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今回「オヤノコト」編集部がお邪魔したのは、7年間離れていた実家をリフォームしてお母様と二世帯同居をすることになったOさんご家族。「家族それぞれのライフスタイルを尊重しながら、お互いの気配を感じ、コミュニケーションの取れる暮らし方を」というOさんご一家の思いを、三井不動産リフォームのリフォームプランナー 一級建築士・新間知子氏はどのようにカタチにしたのでしょうか? また、リフォーム後2年経っての住み心地は?
Oさんのお宅に、お話を伺いにお邪魔してきました。

お母様との二世帯同居。ご家族それぞれの希望は?

東京都内の最寄り駅から徒歩5分ほどの住宅地にOさん宅はあります。この家で生まれ育ったOさん。お子様が生まれたのをきっかけにお母様との二世帯同居を決め、リフォームをすることにしました。
 

Oさん一家のお住まいへのご要望とは?

■Oさん(40代)
お仕事はクリエイティブ関係のため、生活時間が不規則。
お子様が生まれたのをきっかけに、家族みんなでいっしょに暮らしたいとお母様との二世帯同居を決めました。
・仕事が遅くなったとき、家族に迷惑をかけないようにしたい。
・お互いの生活を尊重しながらも、玄関と浴室を共有して、母の様子もわかるようにしたい。

■奥様(30代)
Oさんと同じクリエティブ関係のお仕事をされていますが、現在は子育てに専念
・たまには一人になれるスペースがあったら・・・
・子どもが成長したときにお互いに自立した時間が持てるようにしたい

■お子様(3歳)
幼稚園年少クラス。歌と踊りの好きな活発な女の子

■Oさんのお母様(60代)
ご主人のご両親と同居したご経験をもとに、二世帯住宅での「住む」ということに対していろいろとお考えのご様子
・1階なので湿気がこもらないよう、風通しをよくしてほしい。
・将来に備えて、車いすでの移動も考えておきたい。
 

打ち合わせを重ねてプランが変化

生活時間の違う家族がそれぞれの時間を大切に過ごせるようにしたいというOさんの希望に沿って、打ち合わせを繰り返すうち2階は次第にセパレートな形に変化していきました。「こちらが要望を出せば、新間さんが応えてくださり、それについてまた考えるという繰り返しでした」(奥様)
その結果実現したのが、リビングダイニングを核として個室をつなげたゾーニング。Oさんのご家族への配慮の形でした。また玄関と浴室という共有部分を設けることで、緩やかにお互いの気配が感じられるようにしました。

(1)リビングダイニングからキッチンへ

(2)キッチンからリビングダイニングへ

リビングダイニングからキッチンへ(1)。そして、キッチンからリビングダイニングへ、その向こうに見えるのは子ども部屋と奥様のお部屋(2)と個室をつなぐゾーニングを実現しました。

(3)玄関と浴室につながる共有部分

(4)浴室

(5)1階のお母様のお部屋から2階の息子さんご夫妻のお住まいへつながる階段

玄関と浴室という共有部分(写真3、4)を設けることで、緩やかにお互いの気配が感じられるようにしました。「玄関で母と顔を合わせることもあるし、子どもは上下階を行ったり来たりしています。お互いのコミュニケーションがとりやすいですね」(Oさん)
 

住んで2年。イメージ通りの生活が実現

(6)ご主人のお仕事部屋

(7)キッチン

(9)お子様部屋

(10)

【O様ご一家が住む2階】
ご主人のお仕事部屋とお子様部屋(写真6、8)。キッチン(写真7)は、お気に入りのディスプレイを壁に配置してミニギャラリーに

(10)1階のお母様のキッチンとリビング

【お母様が住む1階】
お気入りのキッチン(写真10)は、やさしいグリーン。亡くなったご主人のお好きな色でまとめられています。キッチンの色に合うカーテンや絵など、室内をご自分でコーディネートされたそうです。「二世帯住宅でも、ほどよい距離感で満足しています。2階に息子家族がいる安心感が一番大きいですね」(お母様)

(11)和室

(12)珪藻土仕上げの和室の壁や通風雨戸を使用することで室内の風通しがよくなっています

二世帯住宅のポイントは「将来を見越した思いやり」(Oさん)

二世帯住宅を考えている「オヤノコト」世代の読者に向けて、Oさんにポイントをお聞きしたところ、「共有部分は互いのストレスを回避できるよう、実際の生活を想像してみるといいと思います。
家族の形態は変わるので、将来を見越した、お互いへの思いやりを持つことが大切」と、お話くださいました。今回三井不動産リフォームに決めた理由は、「営業担当の方に誠意ある対応をしていただき、リフォームプランナーの新間さんとフィーリングが合った」というのが一番の理由とのこと。やはり、リフォームも新築も、「住まい」という視点に立った時、そして、その「住まい」に親と子という関係が介在した時、依頼する会社を選ぶポイントは、「誠意」「相性」といったことが非常に重要なポイントになるように感じました。

リフォームプランナー 一級建築士 新間知子さんより

建物の構造体は一軒一軒違いますし、お客様の価値観も人それぞれ。だから共有部分をはじめこれがベストという形はありませんが、プライバシーを保ちつつ、一緒に暮らす意味のある空間をつくりたいと考えています。O様の場合は、玄関とお風呂を共有してお互いの気配が感じられるようになっています。都心ならではの二世帯住宅ですが、だからこそ一緒に住む意味もあるのではないでしょうか。

工事概要
■所在地/東京都文京区■構造/在来木造■建築形態/戸建■築年数/27年■施工期間/110日間■工事面積:115平方メートル/■リフォーム部分/居室、台所、浴室、便所、洗面所、廊下、階段、玄関
※番号は撮影ポイント

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