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みまもりサポート(ALSOKの高齢者見守りサービス)

何かあったら、親の自宅に子ども世代の代わりに駆けつけてくれるホームセキュリティ

更新 2020-11-17 2019-08-09
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本社1階ロビーにて。来社した方は、多くの方がこちらで写真を撮るそうです。
右から、HOME ALSOK事業部の小杉佳世さん、広報部の宮園麻里江さん

高齢の親世代の一人暮らしが増えているなか、読者からの見守りについてのご相談が増えている編集部が、このたび着目したのが、ALSOKの『みまもりサポート』。ALSOK体操など、スポーツに強いイメージがある同社ですが、その「見守りサービス」はどのようなものなのか? 東京・赤坂見附駅に近いALSOK本社に行ってきました。
 

   

「家を守る」から、「人を守る」サービスを切り出したい

ALSOK体操のCMでもおなじみの会社だけあって、本社1階のロビーには伊調馨選手、八木かなえ選手の等身大パネルが! そして、ビルの最上部には巨大な「ALSOK」のロゴも見えますが、ALSOKは、「Always Security OK」を短縮した言葉だそうで、さらに、この本社のビルの名はなんと「安全ビル」。まさにセキュリティへのこだわりを感じますね。

「どうもはじめまして」
セキュリティ=ガードマン=男性というイメージを持っていた、「オヤノコト」編集部スタッフを迎えてくださったのは、HOME ALSOK事業部 HOME ALSOK企画第二課長の小杉佳世さん。やさしい笑顔がとても印象的です。さっそく小杉さんに「ALSOKの高齢者見守りサービス」について、お聞きしました。セキュリティといえば空き巣などから家を守るホームセキュリティのイメージが強いのですが、ALSOKさんが扱っているものも、もしかしたら防犯システムと似たようなものなのでしょうか?」と訊くと、「いえいえ全然違います。他社さんでは防犯サービスに付随するような形で高齢者の見守りサービスも行っているところもありますが、、当社は高齢者の見守りに特化したサービスも提供しています。そこが一番の大きな違いになります」。

聞けば、従来からの防犯サービスを利用するお客様のなかに、一定の割合で高齢者の見守りのために利用している方がいたそうです。そこで、それならいっそのこと、高齢者を見守ることに特化したサービスも提供してみたらどうだろうかという話になり、「家を守る」ことから「人を守る」ことに力を入れてみようと、2011年にそのサービスを始め、2013年に『HOME ALSOK』としてブランド化されて今に至るとのこと。
でも、その内容はどんなものなのか、気になりますよね? そこで、さっそくレポートしてきました。

笑顔でインタビューに答える小杉さん

ALSOKは、3つのサービスをラインナップ

ALSOKが高齢の親世代の『見守り』に特化して提供しているものには、3つのサービスがありますが、編集部がいいなと思ったものをご紹介します。

①警備員がすぐかけつけてくれる『みまもりサポート』
家に設置されたコントローラーの「緊急」のボタンを押すと警備員が駆けつけてくれます。オプションで、火災やガス漏れでも駆けつけるサービスも追加できます。ちなみに警備業法によって、通報から25分以内に現場へ到着するように定められているのですが、ALSOKは全国に約2,400か所もの待機所があり警備員はなんと平均14分(※)で駆けつけるとのこと。早いですね! (※2017年実績)
かけつける警備員は全員介助技術を学んでいて、高齢者の身体や精神状態の特徴を理解してその対応方法を習得しているほか、座っている場合の身体の起こし方、声のかけ方などを学び、さらに、救命救急の講習も全員が受けているそうです。状況によっては110番、119番をしてくれ、家族にも知らせてくれるとのこと。

さらに注目したのは、コントローラーのボタンひとつで24時間ALSOKヘルスケアセンターとつながる相談サービス。急な「頭痛」や「腹痛」など、健康面でちょっと気になることがあったときに、看護師にいつでも相談ができるのがポイント。脳梗塞などは頭痛が最初にあらわれることがあるので、その時点で相談して、「今すぐ病院に行ってください」というアドバイスが受けられれば、大事に至らずに済むかもしれません。意外と親世代は、痛みやつらい体調の変化を我慢してしまうことも多いようです。ましてや私たち子ども世代に心配かけまいと気兼ねをすることもあるので、こういうサービスで気軽に健康について相談できるのはよいのではと思いました。

②生活リズムや温湿度まで通知『みまもりパック』
みまもりタグ感知器を親世代の自宅に設置すると、在宅中の生活リズムの異常やリビングの温湿度異常などを離れて暮らす家族に通知するというもの。
また、みまもりタグが付いているので、外出・在宅や外出時の位置履歴検索もできます。
そして何かあった時は、依頼により、ALSOKが駆けつけるサービスです。

③家のなかの親の状況を確認できる『アルボeye』
カメラを室内に設置して、家の中をスマホで確認できるというもの。家に連絡したけど誰も出ないというようなときに、さっとスマホを取り出して家の中を確認することができます。ただし、カメラの設置は抵抗のある親もいるかも知れません(実際にそういうケースが意外とあります)。くれぐれも勝手につけないで、きちんと意向を確認してくださいね。


さて、気になるのには、これらのサービスを利用した際の費用。
『みまもりサポート』は、お買い上げプランとして初期に設置費用と機器代金を支払えば月1,700円、設置費用、機器代金不要のゼロスタートプランでは、月2,960円。
『みまもりパック』はレンタルプランで月2,000円。
また『アルボeye』は、カメラの機種にもよりますが、月2,000円~2,500円。それぞれ月2,000円ほどで利用できるそうです。

お客様から感謝される、胸を張っておすすめできるサービスを提供したい

ALSOKが提案する3つのサービス。実際に使っている方々からどんな反響があるのでしょうか。
「あるお客様は、台所で気分が悪くなって慌てて緊急ボタンを押されたのですが、そのまま意識を失って倒れてしまいました。警備員がすぐに駆けつけ119番して、一命をとりとめ、とても感謝されたことがありました。また、別のお客様は、揚げ物をしたまま火を消すのを忘れていたものの、センサーが感知して警備員が駆けつけることが、火災を未然に防ぐことができました。もし気づかなかったらアパートが全焼していた可能性があったので、このときはアパートの大家さんにとても感謝されました」と教えてくれました。

ところで、小杉さんは、入社してすぐのころ、ホームセキュリティを申し込んだあるお客さんから「これで安心して寝ることできる」と言われたのだとか。その際、自分の仕事にとても誇りを感じ、ずっとこの仕事を続けていく決心につながったそうです。
「弊社の高齢者向けのサービスは、お客様にとてもお役に立っていると実感しているので、胸を張っておすすめできます」(小杉さん)。

CMのイメージから体操の印象が強い同社ですが、親世代のニーズに基づいた安心な暮らしを支え続けてくれていることを感じました。また、小杉さんのように社員一人ひとりが高齢者の見守りに誇りをもって仕事をしていることも頼もしいです。

本社1階のショールーム。各種サービスがわかりやすく紹介されています。

「お客様の言葉を支えに、安心して暮らしていける生活を提案していきたいと思っています」

●『みまもりサポート』

ALSOKが見守る/在宅時の見守り

対象者
・親が遠くに住んでいて、何かあってもすぐに見に行けない方
・本人の体調に不安があって、いざというときに駆けつけてほしい方

サービス
・ボタンひとつでALSOK警備員が駆けつける
・24時間いつでも健康相談ができる
・火災・ガス漏れなども監視ができる(オプション)

さらにご家族へメールで通知するサービスが拡充しました!
・ボタンによる安否確認
・外出/帰宅通知(みまもりタグの機能を搭載)
・緊急速報メールの通知、読み上げ


料金※全て税込
・ゼロスタートプラン:月額2,970円
・レンタルプラン:月額2,750円、設置工事費13,200円
・お買上げプラン:月額1,870円、設置工事費13,200円、機器代金52,800円
・駆けつけ(現場確認):1回3,300円(変更なし)
 ※警報による駆けつけは、月額料金に含まれます。
 ※警報以外の依頼出勤は別料金となります。
 ※ご自宅の鍵をお預かりします。

みまもりパック

お客様が見守るタイプ/在宅時の見守り/外出時の見守り

対象者
・認知症などによる行方不明が心配という方
・見守る親の住まいが近く、ふだんは様子を自分で見に行ける方

サービス
・生活リズム異常通知で、在宅時の安否確認
・暑さ指数に基づいて、温湿度異常を通知
・みまもりタグを使って外出を通知

料金
月額2,000円
※駆けつけが不安な方向けのオプションもあります。
駆けつけ(現場確認):1回3,000円

●HOME ALSOK『アルボeye』

お客様が見守るタイプ/在宅時の見守り

対象者
・見守る親の様子を画像や音声で確認したい方
・熱中症による体調不良が心配な方

サービス
・画像と音声で双方向のやりとりができる
・部屋が一定温度を超えると温度異常を通知する

料金
アングル固定型:月額 2,000円
カメラの向きをスマホなどで遠隔操作できる:月額 2,500円
駆けつけ(現場確認):1回3,000円

※金額はいずれも「税別」です。

■「オヤノコト」編集長から一言

セキュリティというと、建物にセンサーをつけて何かあったときにガードマンが駆けつけるシステム面のイメージがありますが、小杉さんが何度も強調していたのが「人」。ALSOKには「教育・訓練部」という教育専門の部署があり、先に紹介した介助や救命救急などのさまざまな専門的なことを学ぶことができ、学んだあとも、現場で必ず手取り足取り教える先輩がついて、OJTで教えていくそうです。また、それとは別に「チューター」と呼ばれる先輩がついて、悩みの相談にものってくれるとか。以前人事の仕事をしていた小杉さんは、学校などに行くとよく「面倒見のいい会社だ」と言われたそうです。人を大事にする会社というのは、どんな分野でも大事なことですね。安心して警備介護を任せられると感じました。

  

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