書籍『母はもう春を理解できない 認知症という旅の物語』(harunosora)
詩人・児童文学作家・写真家の藤川幸之助氏の初エッセイ。
50代で認知症になったお母さまとのこと、お母さまを支えるお父さまのこと・・・20数年にわたるお話です。
以前、藤川氏のフェイスブックに初めて出会ったとき、お母さまの心が、お父さまの気持ちが、そのやりとりのシーンが、藤川氏の言葉から痛いほど伝わってきて涙が止まりませんでした(有名な「ライスカレー」です)。
今回のエッセイでは、さらに藤川氏の心の葛藤や心の変化、ご両親への愛情が伝わってきます。読みながら、途中で何度も泣いてしまいました。
親に、「また、同じ話? 何度め?」「それ、この前も聞いたよ」と、なにげなく言ってしまいがちです。でも、もしかするとその言葉は、(まさか・・・そんなことないよね? という)自分の不安を親に直球で投げかけているだけかもしれません。
不安いっぱいの親の気持ちに、少しでも寄り添えるように、自分も含めて、高齢の親を持つ「オヤノコト」世代たくさんの方々に読んでいただきたい一冊です。
※2025年には、高齢者5人のうち1人が認知症になると推計されています。
認知症の方の気持ちや状態を理解していくことも大切です。
『母はもう春を理解できない 認知症という旅の物語』(harunosora)
■著者/藤川幸之助
■978-4-9911367-2-6
■A5判 240ページ
■定価:1,980円(本体1,800円+税)
■発行年月:2021年1月
※リリースより一部転載。
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